初めての一枚、リスタートの一枚

コラム

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9月下旬の日曜日、集合写真を一枚撮りました。

 

渋谷インターさんのお誘いで、対外交流の機会をいただき、会場入り朝一番で並んだ時のもの。

 

着ているのはバンブージュニア(中学生のラグビーはジュニアラグビーといいます)のオリジナルのジャージー 。

たまたま欠席の選手、コーチがいて残念ですが、2020年秋の陣です

 

実はこのジャージー、もう5年近くも前に購入したものです。

 

バンブージュニアは2015年に立ち上げ、これまでに6人の選手が登録、プレーしてくれました。当然、単独チームでは戦えず、自分たちのジャージーをまとって戦う機会は一度もありませんでした。選手は、最後の一人が移籍することでいったん、2018年に休止状態となりました。

 

1年間の準備期間を経て2019年11月、また部員1名から、バンブージュニアは再起動しました。それからおよそ1年。選手は少しずつ増えて12人になり、対外交流もできるようになりました。この日はタッチラグビーで対戦しました。

 

「自前のジャージーを着て、いつか試合前の集合写真を撮ろう。みんなで撮ろう」

 

運営側にとっては5年のあいだ夢見た、目標の光景でした。寛らかに、いつも仲間に加えてくださった小金井RSの皆さんに、そして6人のOBOGには報告をしたい。

 

特に2018年まで、ひとり残ってくれていた中学生には御礼を伝えたい。いつも一緒に、小金井へ向かった休日早朝の電車が思い出されます。二人でいろんな話をしながら、密かに「来月までにまず一人増やす」、そう思いながらも力及ばず時間が過ぎていました。

 

この写真は、多くのご意見や、時には厳しい助言もいただける人がクラブに、その周りにいたことが実ったものです。そして、何よりも中学生たち一人ひとりの意欲が、この日を迎えさせてくれました。

 

今、練習場所に行くと何人もの選手が待ってくれています。大きな声のコーチや熱血先生も見守ってくれています。みんな、なんて言葉が使える場、輪が今はあること、5年前のバンブーに教えてあげたいです。よく見てよく聞いて、走るのをやめなかったらイイことあるかもよ。

 

U13が8人、U14に1人、U15は3人。みんなが勇者で、宝物です。12人で、バンブージュニアは本格的に走り始めています。